2011年09月05日
木創舎+cafe noinoi-なんじょう工房訪問-
木のぬくもりがホッとさせてくれる『noinoi』
知念の高台、ニライ橋カナイ橋近くの「木創舎ギャラリー」。
天然木の曲りや節を活かした作品で知られる木工作家城間光雄さんのギャラリーです。
そのギャラリー脇にある小さなカフェが「cafe noinoi (かふぇ のいのい)」です。
丸太の柱や木工家具、木に囲まれた店内
とてもカワイイサイズの建物で、なにか家に帰ってきたかのようにホッと出来ます。
店内は丸太の木の柱、木製の窓枠や扉など、木工のギャラリーに併設したカフェだけあって、いたる所に“木”が使われています。
2階のロフトは大人にはちょっと狭く感じますが、それもそのはず。手作りのおもちゃなどが置かれていて、子どもたちが自由に遊べる広場になってます。一応テーブルと椅子も用意されているので、子どもたちが遊んでいるのを眺めながら、ゆっくりお茶や軽食を楽しむこともできます。
工芸家さんが営むカフェだけあって、建物は遊び心満載。入口のドアもとってもアーティスティック。
城間さんのギャラリーも兼ねているので、テーブルや椅子には城間さんの作品を使用。ただ座ってみたりするよりも実際に飲食しながら使うことで、座り心地や使い勝手などがよくわかりますね。
オーナーの城間さん。沖縄木工界の重鎮と聞いていたので少々緊張してましたが、実際にお会いするととっても穏やかな方で、お話も興味深いことばかり。ユニークを交えて話してくれるので、ついつい城間さんの世界に引き込まれてしまいます。もちろん木工作家なのでいつもギャラリーにいるわけではありませんが、もし会うことができたなら話しかけてみることをオススメします。
地元の新鮮野菜や自家栽培した果物を使ったメニュー
noinoiでは、近所の農家の方が作った有機野菜はもちろんのこと、自分たちで植えて無農薬で育てたバナナを使用した手作り・自家製の安心メニューを用意しています。
■ピタパンセット(800円/ドリンク付)
黒蜜の里として売り出し中の南城市。その黒蜜と地元農家の方々が育てた有機野菜をふんだんに使っています。意外に食べ応えがあり、男性でもお腹いっぱいになります。
■無農薬バナナセーキ(500円)
ギャラリー裏に自分たちで植えたバナナで作ったバナナセーキは、自然の恵みたっぷり。この他にも手作りケーキや、自家製シロップを使ったかき氷など、食に対する安心・安全へのこだわりが感じられます。
コンサートをやりたい、短期でギャラリーとして使いたい、自家製デザートで短期のカフェを開いてみたいなど、この場所を使って何かやりたいという人がいたら相談に乗るそうなので、連絡してみてください。
物作りをする人たちのネットワーク拠点に
隣は城間さんの作品を展示している「木創舎ギャラリー」。テーブルや椅子など、大小様々な木工家具がディスプレイされているほか、物作りする人たちのネットワーク拠点にしたいという城間さんの思いから、県内外の工芸家や染織家の作品も多く展示されています。
ギャラリーからほど近いところにある工房で作品を作っている城間さん。自然本来のカタチが持つ美しさを表現するため、作品づくりの前にはじっくりと木を眺め、どう活かせば良いかを考えているとのこと。工芸は生活の中で使わないと意味がないと、城間さんは作品をどんどん生活の中で使っていって欲しいといいます。
ギャラリーの下にはあまり知られていませんが癒しの森があります。昔の沖縄を思い出させるのどかな雰囲気を感じながら進むと、突然石垣が現れます。ここをスクガーの森といい、50年前には人が住んでた住居跡が残っています。城間さんは現在、人と森が共生できるよう、このスクガーの森を蘇らせる活動をしています。
また、ギャラリー脇の斜面には、桜の木を植えたそうです。何年後かには見事なさくらの花が咲き乱れる光景も見られそうです。
■木創舎+cafe noinoi(のいのい)
住所:南城市知念字知念1241-8
TEL:098-948-1019(木創舎ギャラリー)
営業時間:11:00〜17:00頃
定休日:月曜日・火曜日、他不定休
Posted by なんじょうハート at 00:58│Comments(0)
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